ハイクラスなメンズ向けのファッション情報を提供するブロガーのジーマ(@ziima_fashion)です!
Y-3(ワイスリー)というブランドをご存じでしょうか?
おしゃれスポーツブランドとしても人気のアディダスとジャパニーズモードブランドのパイオニアである、ヨウジヤマモトのデザイナー、山本耀司氏によるプロジェクトから誕生した、ハイエンドなスポーツモードブランドがY-3(ワイスリー)です。
スポーティーなアイテムをメインにしながらもモードで都会的なスタイルを根幹に持つY-3(ワイスリー)は、世界中のファッショニスタを虜にしています。
今回は、スポーツモードという新たなカテゴリーを確率させた、Y-3(ワイスリー)についてご紹介させていただきます。
公式サイト(https://www.y-3.com/jp)
Y-3(ワイスリー)とは?
スポーツモードブランドのパイオニア
View this post on Instagram
スポーツモードブランドのパイオニアである、Y-3(ワイスリー)はヨウジヤマモト・プールオムとアディダスのコラボレーションがきっかけで誕生したブランドです。
2001年に発表した「adidas for Yohji Yamamoto」がきっかけ
View this post on Instagram
2001年のヨウジヤマモトプールオムのコレクションに、「adidas for Yohji Yamamoto」としてフットウェアが発表されました。
当時は、あくまでコラボレーションでありアイテムもフットウェアのみの展開でした。
「adidas for Yohji Yamamoto」で発表したフットウェアの反響が余りにも大きく、コラボレーションを継続するよりも、ブランドをローンチする考えに至り、Y-3(ワイスリー)が誕生しました。
2002年Y-3(ワイスリー)を発表
View this post on Instagram
アディダスは、クリエイティブ・ディレクターに山本耀司氏を迎え、パリにてY-3(ワイスリー)を発表します。
ブランド名のY-3(ワイスリー)は、山本耀司氏のイニシャルとアディダスのアイコニックである3ラインからのインスピレーションによるもの。
その為、Y-3(ワイスリー)のウェアには印象的且つ、モダンに3ラインがあしらわれています。
エレガントでシックなスポーツウェアがコンセプト
View this post on Instagram
「エレガントでシックなスポーツウェア」がブランドコンセプトで、モードとスポーツスタイルを融合させた実験的且つ、実用的なウェアがY-3(ワイスリー)の大きな特徴です。
ジャージ素材を多用しながらも黒を基調としたシックでエレガントなウェアは、唯一無二の存在感。
スポーツモードという新たなカテゴリーを築き上げたブランドであることは疑う余地もありません。
2005年、コレクションの場所をニューヨークへ移す
View this post on Instagram
2002年からパリでのランウェイコレクションを行ってきたY-3(ワイスリー)ですが、2005年からコレクションの場所をニューヨークへ移します。
2006年には東京・表参道に フラッグシップショップ をオープン、同年に中国の北京にもショップをオープンさせました。
現在トレンドのスポーツミックススタイルは、Y-3(ワイスリー)の誕生が大きかったことは言うまでもありません。
今ではハイブランドからも当たり前のようにリリースされる、トラックスーツやジョガーパンツも、Y-3(ワイスリー)の成功がなければ、発表される時期は随分遅かったように感じます。
2014年、再びパリでコレクションを開始
View this post on Instagram
スポーツモードブランドとして揺るぎないポジションに確立したY-3(ワイスリー)は、2014年再び、コレクションの場所をパリへ移します。
2017年には、表参道から表参道ヒルズにショップを移転、ブランドローンチから15年以上経った今でも圧倒的な人気を誇っています。
Y-3(ワイスリー)のデザイナー、山本耀司とは?
日本を代表するファッションデザイナー
View this post on Instagram
山本耀司氏は1943年東京生まれのデザイナーです。
慶應義塾大学を卒業した後に、文化服装学院へ入学、文化服装学院在学中に、1969年に「装苑賞」「遠藤賞」受賞、その後1年間をパリで過ごします。
1972年、ワイズ設立
View this post on Instagram
帰国後、1972年にワイズを設立します。
黒を基調とした、メンズライクなオーバーサイズのワイズのワードローブは、ファッション界の常識を覆します。
身体のラインを強調するボディコンシャツなドレスがトレンドの時代に、身体のラインの分からないオーバーサイズのレイヤードスタイルは、否定的な意見の方が多かったようです。
しかし、圧倒的な存在感を醸す山本耀司氏の手掛けるワードローブは、トレンドに敏感な日本の若者を熱狂させます。
1970年代後半、黒をベースとした山本耀司氏のワードローブに身を包む若者は「カラス族」と呼ばれ社会現象にもなりました。
1981年パリでコレクションを発表
View this post on Instagram
1981年にはコムデギャルソンの川久保玲氏と共にパリでコレクションを発表。
当時ファッション界のタブーとされていた黒を全面的に押し出すコレクションを発表。「黒の衝撃」と呼ばれ物議を醸します。
山本耀司氏の手掛ける、今までに見たことのないアヴァンギャルドなワードローブの数々に、衝撃を受けたファッション評論家からは辛辣な意見の方が多かったようですが、絶対的なジャパニーズモードの存在感を見せつける事には成功しました。
1984年ヨウジヤマモト設立
View this post on Instagram
1984年にヨウジヤマモトを設立、パリでコレクションをスタートさせます。
賛否両論の評価を受けたパリで現在もレディーメンズ共にランウェイコレクションを行っています。
山本耀司氏は70を過ぎた今でも精力的に、デザイナーとして活躍しています。
[clink url=”https://mens-fashion-site.com/designeryamamotoyohji”]評判・イメージ
基本的なイメージは変わったデザインのアディダスというイメージを持たれているブランドです。
見た目はアディダスですからね。
ただ、デザインはさすがヨウジヤマモトといったところ。
ほぼ全てのコレクションにヨウジヤマモトが見え隠れするデザインです。
スポーツウェアというよりは、街中に馴染むファッションですね。
女性ウケは良いとはいえないかもしれません。
また、ワイスリーというブランドの知名度はまだまだこれからといったところでしょうね。
価格帯は他のラグジュアリーブランドと比べると安価です。
日本でのY-3(ワイスリー)の評価は?
まず、日本で「Y-3」とGoogleで検索された数をみてみましょう。
続いて世界で検索されたチャートを見てみましょう。
比べてみると、世界での検索は横ばいしているものの、日本は2019年に急激に検索数が増加しているのがわかります。
日本での人気は近年非常に高まっているのです。
近年のストリーファッション人気の上昇もあるでしょうが、それと比べても異常なほどの人気ぶりです。
実際に、街に出てもY-3を着用している若い男性は非常に多いですね。
ミレニアム世代の男子がY-3のTシャツやバッグをしているのを必ずみます。
人気の秘訣はそのちょうど良い高価な価格帯と誰もが知っているブランドとのコラボができること。
ちょうど良い高価な価格帯というのはTシャツが1万円くらいの価格設定なことですね。
少し高いようにも感じる人も多いますが、学生が手が出せない値段ではありません。
このちょうど手の届く価格帯が若い世代にとっては人気となっています。
また、誰もが知っているブランドとのコラボというのは、非常に安心して購入することができるんです。
アディダスならば誰でも知っています。
そのブランドとのコラボということで、非常に安心して購入できます。
しかし、普通のアディダスとは少し違うデザインをしているので、ちょっとしたおしゃれには最適なんでしょうね。
まとめ
おしゃれスポーツブランドのアディダスとカリスマデザイナーにより誕生した、スポーツモードブランドのY-3(ワイスリー)。
アディダスと山本耀司氏のケミストリーにより誕生したY-3(ワイスリー)が世界中のファッショニスタを熱狂させ続けることは当然なのかもしれません。
Y-3(ワイスリー)はこれからも、山本耀司氏らしいアヴァンギャルドなアプローチで、我々を驚かせてくれることは間違いありません。