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ファッション業界が最も注目する若きデザイナーであるDemna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)。
「ラグジュアリーストリートの申し子」と称される、デムナ・ヴァザリアは名門アントワープ王立芸術アカデミーを首席で卒業し、6か国語を操るスマートな頭脳の持ち主。
自身のブランド、ヴェトモンと、フランスを代表する老舗ブランドのバレンシアガのデザイナーを務める鬼才、デムナ・ヴァゼリアに迫ります。
Demna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)とは?
1981年3月25日生まれのファッションデザイナー
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「ラグジュアリーストリートの申し子」、「若き鬼才デザイナー」と様々な称賛の言葉を浴び続ける、若きデザイナーであるDemna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)は1981年に旧ソビエト連邦の構成国であるグルジア(ジョージア)で生まれます。
2001年に家族でドイツへ移住。デムナ曰く、亡命に近い状態だったとインタビューでは当時を振り返っています。
社会主義が色濃く残るグルジアから開放的なドイツでの生活に最初はかなり戸惑ったそうです。
しかし、文化的なドイツでの生活の中で、ファッションへ興味が強くなっていきます。
2006年アントワープ王立芸術学院を首席で卒業
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デナムはファッションを生業とするために、名門アントワープ王立芸術学院へ入学、2006年にはアントワープ王立芸術学院、ファッションデザイン学科修士課程を卒業首席。
様々なブランドからラブコールがある中、自身のブランド「ステレオタイプス」をローンチします。
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2009年メゾン マルジェラのレディースデザイナーとしてキャリアをスタート
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東京コレクションでデビューを飾ったステレオタイプスですが、すぐにブランドを休止、2009年からメゾン マルジェラ(メゾン マルタン マルジェラ)のレディースデザイナーとしてキャリアをスタートさせます。
2013年ルイヴィトンのウィメンズのシニア・デザイナーに抜擢
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メゾンマルジェラで2012年までデザイナーとしてキャリアを積んだデナムは、2013年にルイヴィトンへ移籍、ウィメンズのシニア・デザイナーとしてさらにステータスに磨きを掛けます。
ルイヴィトンでの活動は約1年、その後自身のブランドである、ヴェトモンを2014年にローンチします。
2014年ヴェトモン(Vetements)をローンチ
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まだ無名に近かったデムナは、「元ルイヴィトンのデザイナー」と様々なメディアで紹介されていました。
しかし、ヴェトモンの世界的大ヒットで、デムナ・ヴァザリアの名前は世界中のファッショニスタに知れ渡ります。
デナムがヴェトモンをスタートさせた2014年は、ラグジュアリーストリートスタイルが定着していない時です。
ヴェトモンが昨今のラグジュアリーストリートブームの火付け役であることは疑う余地もありません。
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2015年バレンシアガ(BALENCIAGA)のアーティスティック・ディレクターに就任
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ヴェトモンの大ヒットにより一躍、時代の寵児となったデムナ・ヴァザリアは、2015年にバレンシアガのアーティスティック・ディレクターに就任します。
デナムはクリーンでリュクスなバレンシアガのイメージを完全に覆した、ストリート色の強いユースカルチャースタイルをバレンシアガのワードローブで表現しました。
現在のラグジュアリーストリートスタイルのバレンシアガは、デナムがいなければ存在していません。
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まとめ
子供のころから常に成績はトップだったと、デムナ・ヴァザリアの弟である、グラム・ヴァザリアは語ります。
頭脳明晰なクリエイターであるデムナ・ヴァザリアは「ユニフォームに強い関心がある」とインタビューで語っていました。
それは、グルジアで生まれ育った彼の心象風景なのかもしれません。
極端に自由が制限された社会主義国家で幼年期を過ごしたデムナ・ヴァザリアにとって、制服が権威の象徴だったように感じます。
現在、自身のブランドヴェトモンとバレンシアガの両ブランドのデザイナーとして多忙な日々を送るデムナ・ヴァザリア。
彼の多忙な日々はこれからもまだまだ続きそうです。