ハイクラスなメンズ向けのファッション情報を提供するブロガーのジーマ(@ziima_fashion)です!
モード界の異端児と呼ばれるデザイナー、ラフシモンズが創立したシグネチャーブランドのraf simons(ラフシモンズ)について今回は解説させていただきます。
ファッショニスタは勿論、デザイナーやファッションエディーターといった、玄人から称賛される反骨精神迸るカリスマブランドに迫ります。
公式サイト(https://rafsimons.com/)
raf simons(ラフシモンズ)とは
1995年にスタートしたファッションブランド
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raf simons(ラフシモンズ)は1995年にデザイナーであるラフシモンズが、自分の名前を冠したブランドを発表したことが始まりです。
フランスを中心に活動するブランドですが、デビューは意外にもミラノでのプレゼンテーション。
現在はパリコレクションをメインに、ミラノやニューヨークでもランウェイ形式でワードローブを発表しています。
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raf simons(ラフシモンズ)の特徴は?
アヴァンギャルドでありながら繊細
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モード界の異端児と称されるラフシモンズが手掛けるワードローブは、アヴァンギャルドでありながら繊細。
ラフシモンズはクラシカルなトラッドスタイルにも造詣の深いデザイナーで、美しいパターンのテーラードジャケットはブランドのアイコニックアイテムとしても知られています。
その反面、ティーンネイジャー特有のフラストレーションをカタチとしたウェアも得意で、反骨精神をリアルに感じるワードローブとも称されます。
リアルクローズとアートの融合
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アーティスティックなアプローチもraf simons(ラフシモンズ)の十八番。
芸術的なウェアは勿論、ショーの演出に於いても一切の妥協がないことは、ファッション業界に身置くものなら周知の事実。
2018年春夏のニューヨークコレクションでは、雨の街を演出するために、地面を水で濡らす演出が大きな話題となりました。
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アーティスティックで独りよがりのワードローブが多いように感じるraf simons(ラフシモンズ)ですが、実はデイリーユースに最適なウェアが殆どです。
ショーではアヴァンギャルドな見せ方をしているワードローブですが、単体では、リアルクローズに最適なモノがほとんど。
アーティスティックとリアルクローズを融合させるワードローブの展開の仕方は、後のブランドに大きな影響を与えました。
デザイナーraf simons(ラフシモンズ)とは?
1968年ベルギー生まれのファッションデザイナー
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ラフシモンズは、1968年にベルギーで生まれます。
大学は工業デザイン学校に入学し写真やビデオ等を学び、インテリアデザイナーとなります。
学生時代にインターンとして、ウォルター・ヴァン・べイレンドンクのアントワープオフィスで働いたことで、ファッションへの関心が強くなったと後にインタビューで語っています。
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インテリアデザイナーとしキャリアを積んでいく中、服への情熱が高くなり、独学で服作りを開始。
マルタンマルジェラのコレクションに衝撃を受け、ファッション業界で生きていく事を決意したそうです。
その後、アントワープ王立美術アカデミーへの入学を希望したラフシモンズは、自ら作った服を持ち、ファッション学科ディレクター、リンダ・ロッパに面会します。
リンダ・ロッパはラフシモンズの作った服を見て「うちの学校で学ぶ必要がない」と言われたそうです。
つまり、ラフシモンズは、現在まで一度も服飾に関して正規の教育を受けたことのないデザイナーなのです。
1995年秋冬、ミラノの展示会でプレゼンテーション形式でコレクションデビュー
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リンダ・ロッパのバックアップもあり、1995年秋冬、ミラノの展示会でプレゼンテーション形式でコレクションを発表します。
その後、活動の場所をパリへ移します。パリでも3シーズンはプレゼンテーションでコレクションを発表。
1997-1998年秋冬より、パリ メンズ プレタポルテ ・コレクションデビュー
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1997-98年秋冬コレクションにて初のランウェイコレクションを発表。
1999年にはイタリアの高級レザーブランド、ルッフォ・リサーチのメンズデザイナーに抜擢されます。
「自分のクリエイションを見つめなおす」との理由により、ワンシーズン活動を休止。
2001-2002年秋冬コレクションからデザイングループとしてコレクションを再開
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2001-2002年秋冬コレクションからデザイングループとしてコレクションを再開します。
2003年スイスの「コンテンポラリーデザイナーコンクール」でグランプリを受賞、2005年にはジルサンダーのクリエイティブ・ディレクターに就任します。
2005年ジルサンダー、2012年にクリスチャンディオールのデザイナーに就任
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2012年秋冬コレクションを最後にジル・サンダーのクリエイティブ・ディレクターを退任。同年、クリスチャンディオールへ移籍、アーティスティック・ディレクターに就任します。
2013年にはアディダスとのコラボレーションにより、アディダス バイ ラフ・シモンズをローンチ。大きな話題となります。
2016年カルバンクラインのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任
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2016年カルバンクラインのチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任、カルバンクライン初となるランウェイコレクションを発表。
カルバンクラインでも功績が認められ、2017年、CFDAファッションアワードで、ウィメンズウェア部門とメンズウェア部門両方のデザイナー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞します。
2018年にカルバンクラインを退社、現在は自身のブランドに集中しています。
評判・イメージ
アディダスやリーボックとコラボしたスニーカーが非常に有名なので、スニーカーのイメージが強いですね。
なので、ラフシモンズの服を着ていると、なかなか珍しいなという印象を受けます。
デザイン性が非常に高いファッションが多いので、ロゴがなくても一発でラフシモンズだとわかります。
価格帯も非常に高いです。
まずは、スニーカーから購入するという人が多いですね。
まとめ
独学により服作りを開始し圧倒的な存在感で世界中のファッションセレブを魅了し続けるraf simons(ラフシモンズ)。
モード界の異端児であるデザイナーラフシモンズの挑戦はこれからも続くことは間違いありません。
衰えることのない反骨精神とユースカルチャーをアートに昇華できる稀有なブランドから今後も目が離せません。